
あなたは食事した後にこんな症状に疑問や、悩みを持ったことはありませんか?
- 食後の猛烈な睡魔に襲われて、職場でウトウトしてしまう。
- 自分の眠気ってほかの人よりも強いような気が・・・
- 運転中にガムを噛もうが眠くなる
- とにかく昼食後に眠気がひどい
もし、食後の眠気で気になるという方はこの記事が役に立つかもしれないので最後までお付き合いください。
食後の眠気が異常にひどい原因は?
食後に眠気が必ず襲ってきて、それが異常にひどかったら「自分は病気なの?」と心配になってしまうでしょう。
まず、食後になぜ眠気がくるのかを把握していこうと思います。
世間一般的に言われている原因
食べ物を食べたら眠くなるのは生理的なことです。


そもそも食べた後に眠くなるのはなぜでしょうか?
それは、消化活動が行われるために血液が内蔵に集中するので、脳に流れている血液の量が一時的に少なくなるためです。
食べすぎると体がだるくなるのは、消化活動に負担がかかっている影響でしょう。
通常、食事の直後は血液中のブドウ糖の量が増え、血糖値が上昇する。すると、膵臓(すいぞう)からホルモンの一種、インスリンが分泌され、血液中のブドウ糖を筋肉や脂肪に取り込む。血糖値を正常域まで下げるためのメカニズムだ。
この時、食事から摂取するブドウ糖の量が多いと、血糖値が急上昇。それに反応してインスリンも大量に分泌される。その結果、インスリンが効き過ぎて、今度は血糖値が急低下。体が一時的にブドウ糖不足の状態に陥る。
すると、脳の唯一の栄養源であるブドウ糖が脳に十分に行き渡らず、「頭がぼーっとしたり、眠くなったりすることがある」
医師で佐藤桂子ヘルスプロモーション研究所(東京・中野)の左藤桂子所長より引用
この食後の血糖値の乱高下が眠気の引き金になり、眠気を強めるのです。
要注意な病気の可能性も考えられる??
あまりに血糖値の乱高下が激しくなると、膵臓の機能が低下し、インスリンの分泌が悪くなります。
その結果、糖尿病になる危険が高まるので注意が必要です。
腕や足がしびれたり、冷や汗やだるさがある場合は、専門の医師に診断してもらったり、相談することが望ましい。

健康を維持するための予防方法
血糖値の上昇と眠気はどうやら関連しているようです。
血糖を正常に保つためには、ブドウ糖が急激に増えたり、減ったりしないこと。
このような理由から食後に眠くならないための対策として次のことが挙げられる。
- ブドウ糖の基となっている糖質の摂取を抑える
- 食事を摂取する順番を把握する
炭水化物(糖質)の摂取を抑える
糖質とは、具体的には、ご飯や麺類、パンなどです。


定食屋に行って、ご飯のおかわり自由だからと言っておかわりしたり、パスタの大盛りをコンビニで買ったり、パンをたくさん食べたりするのは眠りを促進することに他ならない。
だから会社に帰っても、高い確率で強い睡魔に襲われるでしょう。
そのほかに果物はどうなんでしょうか?
果物はビタミン類を多く含むため体には良いのですが、糖質も多いので、眠気防止の観点からは要注意。
チョコレートやデザート類も糖質が多いので、ランチでは避けた方がよい。
食事を摂取する順番を把握する
また、摂取するものを控える以外にも、摂取する順番でも血糖値の上昇を抑えるのに良い効果があるので紹介します。
注目すべき具体的な順序
- サラダなどの野菜をたくさん食べる
- 次に肉や魚
- 最後にご飯や麺類
食べたほうがいいもの
逆にランチだったら食べたほうがいいものがあります。
糖質を控えめにする分、ランチでしっかりとった方が良い食べ物。
- 肉、魚、大豆などのたんぱく質や食物繊維
- ビタミンの豊富な野菜
- 脂質
肉は食べていいので、働き盛りの人には朗報ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、誰しもが思う悩みや疑問である食後の異常な眠気について情報を記事にして特集してみました。
私も実は昼食後に眠気が強かったのですが、食事内容や順序を変更したら、体のだるさは無く、眠気も感じなくなりました。
やはり食事の内容や順序は、眠気と因果関係があるということでしょう。

食事の内容は体に当然影響すると分かっていましたが、食事の順序で食べた後の能率や効率が変わってくるのは驚きですね。
控えたほうがいいもの、食べたほうがいいものをしっかり把握して体に無理をさせないようにしていきましょう。